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中東情勢さらに緊張 米国、ロシアもついに動き出した!国連も介入か? [国際]

サウジアラビアとイランの国交断絶をめぐって、米国とロシアなどが緊張緩和に向け、相次いで仲介に乗り出しました。


サウジアラビアがイランと国交断絶した訳とは・・・
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   http://tontonzurazura.blog.so-net.ne.jp/2016-01-04-2



中東の二大大国の対立によって、中東情勢、特にサウジアラビアとシリアが覇権を争うシリア内戦により、疲弊した両国の隙をついて、過激派組織「イスラム国」の台頭という可能性もあるわけで、イスラム国掃討作戦を行っている米国、ロシアにとっても、両国の関係改善は必須となる事でしょう。

4日、米国のケリー国務長官がイランのザリフ外相、サウジアラビアのムハンマド副皇太子とそれぞれ電話で協議し、両国による対話を促した模様です。

またロシアでも、イランとサウジアラビアの外相をロシアの首都モスクワに招き、そこで対話の場を設ける準備があると伝えました。


米国、ロシア間では、シリア内戦で、シリアのアサド政権支持のロシアと、反政府組織支持の米国という構図となっておりますが、現在「イスラム国」も含め、三つ巴の戦況となってます。

ロシアは今まで、中東に関しては軍事介入を避けていましたが、イスラム国の拡大により、このままではまずいということで、米国との利害が一致し、空爆に乗り出したものであります。

昨年末、停戦協議を盛り込んだウクライナ問題を国連採択にこぎつけたばかりの米国とロシアが、ここでまたサウジアラビアとイランの対立が激化すると、シリア和平も遠のいてします。

これだけは避けなければいけないということで、両国は安全かつ解決的話し合いで、事態を収集しようと試みているのです。


またイランのホシュルー国連大使は4日、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長への書簡にて、

国交断絶の引き金となった、イラン国内のサウジアラビア大使館襲撃事件についての遺憾の意を表明。

また、同様の事件の再発を防ぐために必要な措置をとるとも述べています。

これはイラン側は緊張緩和を望んでいるとの意思の表れと思われます。

一方、サウジアラビアのムアリミ国連大使は4日、国連本部で記者会見し、襲撃について

「国際法や、ウィーン条約に対する深刻な違反だ」と主張。イランとは逆に徹底抗戦する姿勢を見せています。


国連の潘基文国連事務総長は、両国の外相と電話対談をし、状況の改善とこれ以上悪化させないよう自制を促したようです。


サウジアラビアに次いで、バーレーンやスーダンも断絶を発表、アラブ首長国連邦(UAE)も駐イラン大使を召還すると発表。


大使の召還とはなんぞや?

これは簡単に言えば、

外交官の長として外国に常駐している大使を、相手国内の大使館から本国へと呼び戻すこと。 大使召還は外交上の代表者を本国に帰還させることであり、一時的に外交を断絶させることを意味します。

バーレーンもスーダンもアラブ首長国連邦(UAE)も、シーア派が占める国であり、少数の指導者層がスンニ派というくらいの、サウジアラビアと似たような宗派となっているため、大使館襲撃には宗教的宗派の問題が原因となっております。

ただしアラブ首長国連邦(UAE)に関しては、イランとは一定の経済関係を維持しているので、国交断絶までとはいかず、大使召還で留まったものと思われます。


とにかく危険な中東情勢


イスラム国では、また新たに英国の犠牲者も出ており、この宗教を語った戦いというのは終わりがなかなか見えないものとなっております。


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