【簡単】中国このままデフレ突入か?日本景気も影響で失速の可能性も 2016年の動向は? [経済]
中国国家統計局が9日発表した2015年の消費者物価指数(CPI)上昇率は、前年比1・4%と、リーマンショックの影響でマイナスとなった09年以来の低さで、景気減速に歯止めが利かない状況。
このままデフレ突入の可能性も視野に入ってきました。
中国のCPIは、国内総生産(GDP)成長率との相関性が高く、11年には5・4%もの上昇。
これは高度経済成長に伴いうインフレ圧が強かったとみられています。
ただし翌年から、国内外の景気減退を受け、不動産市況や製造業不振による経済の落ち込みにより、CPIも3年連続で2%台の低い伸びとなり、
さらには15年には政府は3%の上昇を目標としていましたが、目標には届かず、中国物価の上昇率は伸び悩み、デフレの可能性が懸念されています。
その前にデフレってなんですの?デフレになるとどうなるの?
そこから説明しましょう!
デフレとは、デフレーションの略です。
簡単に説明しますと、
物やサービスの値段(物価)が下がっていくことを言います。 今まで8000円の靴が3000円くらいになってみたり、2000円ほどのシャツが500円で買えたりと。
ではなぜこんなことが起きるのかと言いますと、
需要と供給のバランスが崩れてしまっているのが原因となります。
物が安くなるってことは、消費者にとっていいことじゃないんですか?
消費拡大にもつながるんじゃないの?
いやいや、そうは問屋が卸しません!
Aという物をたくさん売りたいという供給と、Aという物をあまり欲しくはないという需要
この時点でバランスは崩れてます。
当然このままでは売れなくて余ってしまうので、どんどん安くして売ってしまいたい。
すると利益が少なくなるのはわかりますよね?
会社の儲けは減ってきます。
↓
イコール給料が下がっていく。
↓
経営も苦しくなるからクビになる人も出てくる。
↓
みんなお金がない。
↓
物が売れない・・・・
これがデフレスパイラルというものであります。
先日、主要銘柄の株価指数が前日終値比で7%以上も急落したため、相場の急変動を防ぐ緊急の取引停止措置「サーキットブレーカー」発動により、景気減速の懸念が強まっています。
景気の先行き不安から、株価も下落、中国経済は、幅広く製造業での国内受注が落ち込んでおり、生産(供給)が需要をはるかに上回ってしまい、まさしくこれがデフレの入り口なのです。
ここで政府が金融介入してデフレ回復するのか、はたまた日本のようにただ指をくわえて待つだけなのか(日本は回復してませんが?)、
これからの中国政府の対応如何だと思われます。
また、同時に発表された15年の卸売物価指数(PPI)は5・2%のマイナス。原油価格下落の影響とされるが、PPIは企業の需要を反映しており、
生産や在庫の過剰で競争力を失った製造業など、中国の実体経済の低迷を示しています。
やはりどの指数を比べてみても、デフレ一直線なのは一目瞭然なのです。
日本に大きな影響を与えるビッグマーケットですから、何とか持ちこたえてもらいたいところです。
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このままデフレ突入の可能性も視野に入ってきました。
中国のCPIは、国内総生産(GDP)成長率との相関性が高く、11年には5・4%もの上昇。
これは高度経済成長に伴いうインフレ圧が強かったとみられています。
ただし翌年から、国内外の景気減退を受け、不動産市況や製造業不振による経済の落ち込みにより、CPIも3年連続で2%台の低い伸びとなり、
さらには15年には政府は3%の上昇を目標としていましたが、目標には届かず、中国物価の上昇率は伸び悩み、デフレの可能性が懸念されています。
その前にデフレってなんですの?デフレになるとどうなるの?
そこから説明しましょう!
デフレとは、デフレーションの略です。
簡単に説明しますと、
物やサービスの値段(物価)が下がっていくことを言います。 今まで8000円の靴が3000円くらいになってみたり、2000円ほどのシャツが500円で買えたりと。
ではなぜこんなことが起きるのかと言いますと、
需要と供給のバランスが崩れてしまっているのが原因となります。
物が安くなるってことは、消費者にとっていいことじゃないんですか?
消費拡大にもつながるんじゃないの?
いやいや、そうは問屋が卸しません!
Aという物をたくさん売りたいという供給と、Aという物をあまり欲しくはないという需要
この時点でバランスは崩れてます。
当然このままでは売れなくて余ってしまうので、どんどん安くして売ってしまいたい。
すると利益が少なくなるのはわかりますよね?
会社の儲けは減ってきます。
↓
イコール給料が下がっていく。
↓
経営も苦しくなるからクビになる人も出てくる。
↓
みんなお金がない。
↓
物が売れない・・・・
これがデフレスパイラルというものであります。
先日、主要銘柄の株価指数が前日終値比で7%以上も急落したため、相場の急変動を防ぐ緊急の取引停止措置「サーキットブレーカー」発動により、景気減速の懸念が強まっています。
景気の先行き不安から、株価も下落、中国経済は、幅広く製造業での国内受注が落ち込んでおり、生産(供給)が需要をはるかに上回ってしまい、まさしくこれがデフレの入り口なのです。
ここで政府が金融介入してデフレ回復するのか、はたまた日本のようにただ指をくわえて待つだけなのか(日本は回復してませんが?)、
これからの中国政府の対応如何だと思われます。
また、同時に発表された15年の卸売物価指数(PPI)は5・2%のマイナス。原油価格下落の影響とされるが、PPIは企業の需要を反映しており、
生産や在庫の過剰で競争力を失った製造業など、中国の実体経済の低迷を示しています。
やはりどの指数を比べてみても、デフレ一直線なのは一目瞭然なのです。
日本に大きな影響を与えるビッグマーケットですから、何とか持ちこたえてもらいたいところです。
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