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あのギリシャ危機があってから数か月、現在のギリシャってどうゆう状況なのでしょうか? [国際]

2009年12月、ギリシャ政府の債務危機が発覚し、その後、約5年間にわたり欧州連合(EU)加盟国と国際通貨基金(IMF)から、総額2400億ユーロ(31兆2000億円・1ユーロ=130円換算)の融資を受けてきましたが、ギリシャの経済状態は改善みなさんも知っての通りのデフォルト寸前の状態まで来ました。


つまりは財政破綻寸前だったのです。


その中でも、決定的だったのが、昨年1月の選挙で反EUとなる政権が誕生してしまったことだと言えます。

EUが融資条件として提示した、緊縮策や経済改革を無視し、低所得層の税金免除や、貧困層に対する食料や電力の無料供給、解雇された公務員の復職などを確約したのです。


これがあの有名なチプラス首相です。


ただ、ギリシャの資金源はほぼ観光収入による外貨獲得しかなく、こんな経済状況だと観光客も足が遠のいてしまうという悪循環。

さらには、困ってるんだから他の国がギリシャのこと援助してよ!という国民性が災いし、助けてくれて当たり前というところがあるようです。

足りないお金は、EUやIMFに頼っているのですが、そのEUにすら噛みつくギリシャ政府。
今後5年間で、400億ユーロ(5兆2000億円)追加融資が必要な計算になっています。


もともとEUのギリシャ向け支援プログラムは、昨年の2月で終了予定でしたが、内容が具体的ではなかったため、4月末までにチプラス政権がより詳細な対策案を提出するという条件で、
期間の延長を認めたのである。

だが実際はというと、EU側の提案を無視、そんなの受け入れられないと断固拒否。だが金はよこせの一本やり。
しまいには、支援しないのならば、シリア難民に渡航書類を発行しベルリンに送り込む。その中にイスラム国メンバーがいても、ギリシャは知らないから!
といった脅迫まがいのことまで言ったそうです。

これにはEUも激しく批判し、資金援助はしないと決定。さすがにそれは困るとのことで、ギリシャ政府はしぶしぶ承諾したのです。




では現状は?



微妙ながら上方修正されているようです。

ギリシャ政府は、2016年のマイナス幅はわずか0.7%にとどまり、後半にはプラス成長を回復すると予想している。強力な観光シーズンは、国が完全に景気後退を回避させることができると想定してるようです。


また歳出削減と増税予算が承認。
多少なりとも経済回復していきそうではありますが、消費税が10%もあがり、年金受け取りも月額7万円くらいと、国民にはかなり厳しい生活が強いられるのが現状です。

お正月から、生活が厳しく路上生活している国民の映像が放映されていましたが、今のギリシャではこれが当たり前の風景となりつつあるのです。

観光大国のギリシャ、ブランドにあぐらをかいていた結果が招いた悲劇だと思います。


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タグ:ギリシャ
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